癒しを届けたい、心にも寄り添える働き方がしたい——
そんな想いから「アロマテラピー」に興味を持つ看護師さんが増えています。
香りがもたらすリラックス効果はもちろん、
“医療”という視点からアロマを学ぶことで、もっと実践的なケアや働き方の選択肢が広がります。
でも、民間の講座や資格が多くて「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうことも。
今回は、看護師としての知識や経験を活かしやすいメディカルアロマ講座を中心に、
選び方のポイントや実際の講座を比較しながらご紹介します!
看護師とアロマが相性いい理由
看護師とアロマは、実はとても相性の良い組み合わせです。
なぜなら、両者には次のような共通点や補完関係があるからです。
✅ 共感力や寄り添う力を活かせる
→ アロマケアの現場でも“話を聞く力”や“気持ちに寄り添う力”が求められる
✅ 医療知識があるからこそできるアプローチがある
→ 既往歴や薬剤との併用など、注意点をふまえた活用ができる
✅ メンタルケアとの親和性が高い
→ アロマの香りは「感情」に直接働きかけ、ストレス緩和や不安の軽減にもつながる
さらにアロマは、代替医療や予防医療の一環としても注目されており、
医療現場や在宅ケアでも“心と体のバランスを整える手段”として活用が進んでいます。
このような背景から、アロマを取り入れることで
“癒し”に加えて“専門性”を兼ね備えた看護師としての新たなキャリア展開が可能になります。
看護師におすすめのメディカルアロマ講座比較
講座名 | 受講スタイル | 受講料(税込) | 受講時間 | 取得できる資格名 | 特徴・サポート内容 |
---|---|---|---|---|---|
ISA認定メディカルアロマセラピスト | 教室+自宅 | メディカルアロマセラピスト専科コース:約64万円 | 約1年 | ISA認定メディカルアロマセラピスト | 医療従事者向け。卒業後のサロン支援や教材提供あり。看護師は差額対応可。 |
NPO法人日本統合医学協会 メディカルアロマインストラクター | オンライン(座学)+通学(実技) | 約30万円前後(コースにより変動) | 約3~6ヶ月 | メディカルアロマインストラクター | 医師監修のカリキュラム。高齢者・介護分野の応用もあり。修了後サポートあり。 |
看護師のためのアロマテラピー講座(メディカル・タッチ協会) | 完全オンライン | 約3.3万円(教材込み) | 8時間(録画+資料) | 独自修了証 | 看護師に特化。現場ですぐ活かせる香りとタッチの基礎講座。クラフト実習あり。 |
日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA) | オンライン+通学(実技あり) | 約20万円(コースにより変動) | 約1〜2ヶ月 | 認定アドバイザー/スペシャリスト | 心理学講座も併設。活動支援クラウドツールも提供。 |
※受講期間は受講の仕方(集中・すき間時間など)によって変わります。
最新の受講料などは公式サイトでご確認ならびにお問い合わせください。
講座を選ぶポイントと注意点
- 副業・働き方の幅を広げたい:ISA / 統合医学協会 / JMAA
- 医療職向けに信頼性があり、開業・講師活動などにも展開可能
- まずは気軽にアロマを学びたい/自分や家族のケアに活かしたい:メディカル・タッチ協会
- オンライン完結&低価格。初めての一歩におすすめ
- 高齢者・介護分野での応用を考えている:統合医学協会
- 高齢者ケアや介護職向け応用が豊富
- 心理面のサポートも学びたい/活動支援も意識したい:JMAA
- メンタルケアの学びやクラウド支援ツールがあり、幅広い展開が可能
❓よくある質問Q&A
Q1. 看護師じゃなくても受講できますか?
A. はい、基本的にどの講座も医療職以外の方も受講可能ですが、講座によっては医療知識が前提の内容もあります。もしくは、看護師であれば受講や費用が免除される科目がある場合もあります。
Q2. 受講後すぐに仕事にできますか?
A. 講座内容によります。ISAや統合医学協会の講座は講師活動・開業の応用がしやすい一方、
まずは副業・実践経験から始める方が多いです。
Q3. 香りやタッチの知識が全くなくても大丈夫?
A. 初心者向けのカリキュラムがあるので心配不要です。特にメディカル・タッチ協会は入門編に最適です。
Q4. 認定資格は履歴書に書けますか?
A. 民間資格のため公的資格ではありませんが、自己PRや活動履歴として活用可能です。
💡【費用補助&関連スキルの学び方もチェック】
アロマ講座自体は、現在の国のリスキリング支援(IT・ビジネス中心)では対象外のことが
多いですが、大学のリカレント教育や地域の支援制度を活用すれば、対象となるケースもあります。
また、アロマは「心と体のケア」に関わる分野。とくに最近注目されている「メンタルヘルス・マネジメント」などとあわせて学ぶことで、専門性の高いスキルとして差別化でき、講座によってはリスキリング支援の対象になる可能性も。厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム
費用や支援制度を活用しながら、「アロマ+あなたの強み」でキャリアを広げていくのもおすすめです◎
資格を活かした働き方の例
メディカルアロマの資格を取得したあと、看護師としてのスキルと組み合わせて活かせる働き方には、次のような選択肢があります。
【1】副業や個人で始めやすい働き方
・オンラインカウンセラー・健康相談
・SNSやブログでの情報発信・教材販売
・アロマクラフト講座の開催・サロン併設販売
◎自宅やオンラインで始められるものが多く、初期投資も少なめ。副業からのスタートにおすすめです。
【2】専門性を活かして信頼を得る働き方
・高齢者ケア・介護施設でのアロマ導入
・予防医療・代替医療としての活用支援
・医療従事者向けセミナーや研修講師
◎医療職ならではの視点で、より専門性の高い分野での活動も可能です。
【3】独立・サロン開業レベルの働き方
・看護師資格を活かした施術サロン運営
・メディカルアロマ講師としての講座開催
・アロマ×メンタルヘルス領域での差別化支援
◎本格的な開業や講師業は、資格だけでなく継続学習や実績づくりも重要。信頼構築をしながら展開するのがポイントです。
💡どの働き方を目指すにしても、看護師としての経験や信頼性は大きな強み。
まとめ:アロマから“らしさ”の一歩へ
看護師としての経験や知識を活かしながら、
「癒し」「予防」「メンタルケア」といった分野で活躍できるのが、メディカルアロマの世界です。
今回ご紹介したように、講座ごとに特徴や目的が異なりますが、
大切なのは“あなたがどんなふうに活かしたいか”。
- まずは自分や家族のケアから始めたい
- 副業や新しい働き方に活かしてみたい
- 独立を視野に、本格的に学びたい
どんな目的でも、“看護師×アロマ”の組み合わせは大きな強みになります。
💡今の自分に合った講座を選んで、
未来の可能性を広げる第一歩を踏み出してみませんか?