「今はレンタルサロンで集客してるけど、キャッシュレス決済は導入できる?」
「自分のお店がなくても、キャッシュレス決済の審査に通るの?」
「とりあえずPay payだけ登録したら良いかな」など
レンタルサロンやシェアサロンを利用するフリーランスの
美容師・セラピスト・エステティシャンにとって、
キャッシュレス決済の導入は気になるところですよね。
特に自分の店舗を持っていない場合、加盟店審査や営業場所の登録に不安を感じる人もいるでしょう。
結論からいうと、店舗を所有していない個人事業主でも、
条件を満たせばキャッシュレス決済を導入できます。
ただし、レンタルサロンで利用するなら、決済手数料だけで選ぶのはおすすめしません。
大切なのは、次の3つです。
- 複数のレンタルサロンでも使えるか
- 売上が少ない月も負担にならないか
- 将来自分の店舗を開いたときも使いやすいか
他にも操作性(使いやすさ)や、扱っている決済の豊富さも重要です。
この記事では、店舗を持たないフリーランスに向けて、
キャッシュレス決済の選び方や加盟店審査の注意点を解説します。
後半では、レンタルサロンで活動する人が比較しておきたい
決済サービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レンタルサロンでもキャッシュレス決済は導入できる?
レンタルサロンやシェアサロンで活動していても、自分名義でキャッシュレス決済を契約できる場合があります。
ただし、一般的な店舗とは営業形態が異なるため、申し込み前に確認しておきたいことがあります。
店舗を持たない個人事業主でも申し込める?
キャッシュレス決済の加盟店審査では、店舗を所有しているかどうかだけでなく、
事業内容や営業場所、取り扱うサービスなどが確認されます。
例えば、次のような働き方をしている人も、申し込みを検討できます。
- レンタルサロンを借りて施術するセラピスト
- シェアサロンで活動するフリーランス美容師
- レンタルスペースを利用するエステティシャン
- 複数の場所で施術するネイリスト
ただし、店舗を持たないことと、営業場所を登録せずに自由に利用できることは別問題です。
決済サービスによっては、特定の営業場所を登録する必要があったり、
移動しながら利用する事業者向けの申込区分が用意されていたりします。
そのため、自分の働き方に対応したサービスを選ぶことが大切です。
シェアサロンの決済設備を使う場合との違い
シェアサロンを利用している場合は、施設側がキャッシュレス決済の仕組みを
用意していることもあります。
その場合、自分で決済サービスを契約する必要はないかもしれません。
一方、自分名義で契約する場合には、次のようなメリットがあります。
- 売上を自分で管理しやすい
- 決済サービスや料金プランを選べる
- 将来の独立に向けて、自分の決済環境を整えられる
ただし、シェアサロンによっては独自の決済方法を指定していたり、
個人の決済端末の持ち込みにルールを設けていたりすることがあります。
まずは利用するサロンの規約を確認し、必要であれば自分で契約するという順番がおすすめです。
レンタルサロンで決済サービスを選ぶ4つのポイント
レンタルサロンで利用するキャッシュレス決済は、一般的な固定店舗とは少し違った基準で選ぶことが大切です。
特に確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
① 複数のレンタルサロンでも使えるか
最も重視したいのが、利用できる営業場所の範囲です。
固定店舗を持たないフリーランスの場合、曜日や予約状況に応じて、複
数のレンタルサロンを使い分けることもあるでしょう。
例えば、平日は駅前のレンタルサロン、週末は住宅街のシェアサロンで施術するといった働き方です。
しかし、決済サービスによっては登録した店舗以外での利用が制限されている場合があります。
導入前には、次の点を確認しましょう。
- 複数のレンタルサロンで利用できるか
- 場所が変わるたびに申請が必要か
- 都道府県をまたいでも利用できるか
注意したいのは、「持ち運べる端末」と「どこでも利用できる契約」は違うということ。
端末がコンパクトでも、契約上は特定の店舗でしか使えない場合があります。
自分がどのような場所で施術するのかを整理してから、決済サービスを選びましょう。
② 月額固定費・決済手数料はいくらか
まだ固定客を増やしている段階なら、決済手数料だけでなく、月額固定費にも注目しましょう。
キャッシュレス決済では、売上に応じた決済手数料が発生します。
例えば、1万円の施術料金に対して手数料が3%なら、負担する手数料は300円です。
一方、月額固定費があるサービスでは、売上が少ない月でも料金が発生する場合があります。
レンタルサロンを利用するメリットのひとつは、固定店舗を借りるよりも毎月の負担を抑えやすいこと。
それなのに決済サービスの固定費が大きくなってしまうと、せっかくのメリットが薄れてしまいます。
売上が安定するまでは月額無料のサービスを選び、必要になった段階で有料プランを検討するという方法もおすすめです。
③ 持ち運びやすく、スマホで決済できるか
レンタルサロンでは、施術道具やタオル、備品などを持ち運ぶことも多いですよね。
そのため、決済端末もできるだけコンパクトなものが便利です。
最近では、対応するスマートフォンだけでクレジットカードのタッチ決済を受け付けられるサービスもあります。
専用のカードリーダーが不要なら、荷物を増やさずにキャッシュレス決済を始められます。
ただし、スマホ単体のタッチ決済は、対応するカードブランドや端末に制限があります。
また、レンタルサロン内の通信環境も確認しておきたいポイント。
Wi-Fiが不安定な場所でも利用できるよう、スマートフォンのモバイル回線などを使えるか確認しておくと安心です。
④ 入金サイクルは早いか
キャッシュレス決済では、お客様が支払った売上がすぐに銀行口座へ入るとは限りません。
入金タイミングはサービスや登録する金融機関によって異なり、翌営業日、週単位、月数回などさまざまです。
レンタルサロンでは、部屋代を先に支払う場合もあります。
そのため、施術料金の入金が遅いと、材料費やサロン利用料の支払いに影響することも考えられます。
手数料の安さだけでなく、売上金がいつ手元に入るかも確認しておきましょう。
レンタルサロンから自分の店舗を開く場合はどうなる?
レンタルサロンで活動する人のなかには、将来的に自分の店舗を持ちたいと考えている人もいるでしょう。
その場合は、キャッシュレス決済を導入する段階で、独立後の手続きも少し意識しておくと安心です。
店舗住所の変更や再審査は必要?
レンタルサロンから自分の店舗へ移る場合、キャッシュレス決済サービスの登録情報を変更する必要があります。
ただし、住所変更だけで済むのか、新たな申込みや審査が必要になるのかは、契約内容や決済サービスによって異なります。
特に、複数のレンタルサロンを移動する営業形態から、固定店舗での営業に切り替える場合は注意が必要です。
将来自分の店舗を持ちたい人は、導入時に「店舗を開いた後も継続して利用できるか」を確認しておきましょう。
独立後も同じ決済サービスを使い続けられる?
もちろん、所定の手続きをするだけで使用継続が可能なサービスもあります。
ただし、必ずしも同じサービスにこだわる必要もありません。
レンタルサロンで活動している間は、固定費の安さや持ち運びやすさを優先し、
店舗を開くタイミングで改めて決済サービスを比較する方法もあります。
固定店舗を持つようになれば、レジ機能や予約管理、
スタッフごとの売上管理など、必要な機能が変わる可能性もあります。
今は事業の成長に合わせて見直せばよいと覚えておいてください。
店舗なしの個人が加盟店審査で準備しておきたいこと
キャッシュレス決済を導入するには、基本的に加盟店審査を受ける必要があります。
店舗を持たないフリーランスの場合は、事業内容や営業場所を正しく伝えられるよう準備しておきましょう。
① 事業内容や施術料金が分かる資料を準備する
キャッシュレス決済の加盟店審査では、どのようなサービスを、いくらで提供しているのか確認される場合があります。
そのため、次の情報が分かる資料を準備しておくと安心です。
- 施術メニューと料金表
- 屋号や連絡先
- 主な活動場所
- 予約・問い合わせ方法
ホームページや予約ページなどに、これらの情報を掲載しておくのもひとつの方法です。
ただし、SNSや予約ページだけで審査に必要な情報をすべて証明できるとは限りません。
必要な書類は営業形態や決済サービスによって異なるため、申込時の案内に従って準備しましょう。
② 店舗住所や活動場所を正しく申告する
レンタルサロンで活動する場合、自宅住所と実際の施術場所が異なることもあるでしょう。
例えば、自宅を事業の拠点にしていて、施術だけレンタルサロンで行うケースです。
このような場合、どの住所を登録するかは決済サービスの案内に従う必要があります。
レンタルサロンの住所を無断で登録したり、実際とは異なる営業形態で申し込んだりすることは避けましょう。
特に複数のサロンで活動している人は、その働き方を正しく伝えることが大切です。
店舗なしのフリーランスにおすすめのキャッシュレス決済2選
ここまで、レンタルサロンでキャッシュレス決済を選ぶポイントや注意点を紹介してきました。
それらを踏まえて比較候補にしたいのが、SquareとAirペイです。
どちらも月額固定費0円から利用できるため、固定客を増やしている途中のフリーランスにも検討しやすいサービスです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
① Airペイ|複数のレンタルサロンで働く人におすすめ
Airペイは、リクルートが提供するキャッシュレス決済サービスです。
クレジットカードやPayPay以外にも、幅広い支払い方法に対応しています。
特に注目したいのは、時間貸しのレンタルサロンを複数利用するフリーランスでも、
専用の申込区分を選択できること。
実際に確認したところ、申込フォームでは次のように選択できます。
- 利用形態: 店舗以外で利用
- 利用場所: 複数の場所で利用する
- 実店舗の有無: 固定の常設店舗がない場合は「なし」
そのため、曜日や予約状況に応じて複数のレンタルサロンを使い分ける人にも検討しやすいサービスです。
ただし、「複数の場所で利用する」申込区分では、交通系電子マネーを利用できません。
②Square|固定費を抑えてスマホで手軽に決済
Squareは、できるだけ手軽にキャッシュレス決済を始めたい人におすすめのサービスです。
大きな特徴は、対応するiPhoneやAndroidスマートフォンだけで、カードのタッチ決済を受け付けられること。
専用のカードリーダーを購入せずに始められるため、レンタルサロンへ持ち運ぶ荷物を増やしたくない人にも向いています。
また、将来自分の店舗を開いた場合には、専用決済端末やPOSレジなどを組み合わせて利用することもできます。
ただし、複数店舗の管理機能があることと、住所の異なるレンタルサロンを自由に移動して決済できることは別です。
複数の場所で施術する人は、その営業形態で利用できるか事前に確認しておきましょう。
SquareとAirペイを比較|自分に合うのはどっち?
最後に、2社の特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | Airペイ | Square |
|---|---|---|
| 最大の特徴 | 最大92種の決済ブランド・サービスに対応 | スマホ決済からPOSレジまで幅広く対応 |
| 月額固定費 | 0円 | 0円から |
| 決済手数料 | カード3.24%(条件付き2.48%)/QR決済2.95%(税抜)〜 | 対面決済2.5%〜(条件付き)/その他3.25%〜 |
| 対応決済 | クレカ・電子マネー・QR・ポイントサービス | クレカ・電子マネー・QR |
| 必要な機器 | 対応iPhone、またはiPhone・iPad+カードリーダー | 対応スマホ、または専用端末 |
| 入金サイクル | 月3回または6回 | 最短翌営業日※ |
| 複数のレンタルサロン | 対応する申込区分あり | 利用条件の確認が必要 |
| こんな人向け | 支払い方法の豊富さ・複数拠点を重視 | 手軽さ・入金の早さ・将来の拡張性を重視 |
※料金や利用条件は、申込内容・審査結果などによって異なります。
複数のレンタルサロンで活動し、
クレジットカードやPayPayなど幅広い決済方法に対応したいならAirペイがおすすめです。
一方、Squareはスマホだけで手軽に始められ、
スピーディーな入金を希望する人に向いています。
将来の店舗開業に合わせて、POSレジなどの機能を拡張できる点も魅力です。
どちらも月額固定費0円から利用できるため、現在の働き方や今後の事業展開に合わせて選びましょう。
まとめ|今の働き方と将来の開業を考えて選ぼう
レンタルサロンやシェアサロンを利用するフリーランスでも、条件を満たせばキャッシュレス決済を導入できます。
ただし、店舗を持たない場合は、決済手数料だけでなく、
複数の場所で利用できるかなども重要です。
また、将来自分の店舗を持つ予定があるなら、
住所変更や営業形態の変更手続きについても確認しておきましょう。
今回紹介した2社には、それぞれ異なる魅力があります。
まずは今の働き方に合ったサービスを選び、固定客や売上が増えてきた段階で見直す方法もあります。
無理なく続けられるキャッシュレス決済を選んで、お客様が安心して利用できるサロンづくりに役立ててください。
