「ケアマネを取りたいけど、仕事をしながら独学でも合格できる?」
「何年も資格の勉強なんてしていないけど大丈夫?」
「勉強時間と合格率って割に合うの?」
ケアマネを目指したいと思っても、仕事を辞めて勉強だけに集中できる人は少ないでしょう。
介護や医療の仕事をしながら、家事や育児、親の介護などをしている方もいると思います。
結論からいうと、ケアマネは働きながら独学でも合格を目指せます。
資格スクールや通信講座の受講が、試験を受けるための条件になっているわけではありません。
市販のテキストや過去問を使って、自分で勉強することもできます。
ただし、
「独学で取れる=簡単に取れる」ではありません。
働きながらの場合、勉強内容そのものより
「今まで生活リズム+αで数ヶ月間勉強を続けること」が大変になってきます。
この記事では、
- ケアマネは本当に独学でも合格できるのか
- 働きながらだと何がきついのか
- どのくらいの勉強期間を考えておけばいいのか
- 独学と通信講座のどちらが向いているのか
をわかりやすく解説します。
ケアマネは働きながら独学でも合格を目指せる
まず安心してほしいのは、ケアマネ試験は独学でも受験できるということです。
独学で合格できる理由は、ケアマネ試験が
「知識の暗記と過去問の反復」によって攻略できる
マークシート方式(5肢複択方式)の試験だからです。
記述式や実技試験が存在しないため、
正解に至るロジックと用語の理解を固めれば、
独学であっても独力で合格点に達することができます。
基本的には、
- テキスト
- 過去問題集
- 一問一答などの問題集
といった市販教材を使って、自分で試験対策を進めることもできます。
費用をできるだけ抑えたい方や、自分で勉強計画を立てられる方なら、
まず独学を検討してもいいでしょう。
ただし「独学できる」と「簡単に合格できる」は別
ここは勘違いしないようにしたいところです。
令和7年度の介護支援専門員実務研修受講試験は、50,601人が受験し、合格者は12,961人。
合格率は25.6%でした。
4人に1人程度が合格した計算になるため、
「とりあえず受ければ何とかなる」という試験ではありません。
特に介護や医療の仕事を長くしている方ほど、
「普段仕事でやっていることだから、それなりに解けるだろう」
と思うかもしれません。
しかし、現場経験が豊富だからといって、試験対策をしなくても合格できるとは限りません。
仕事で身につけた知識と、試験で点を取るための勉強は分けて考える。
独学で挑戦する場合も、きちんと試験対策をする必要があります。
働きながらケアマネの勉強はきつすぎる?
ケアマネ試験を働きながら目指す場合、
「内容が難しすぎて無理」
というより、勉強を続けることがきついと感じる可能性があります。
仕事が終わってから勉強するのがきつい
仕事が終わって帰宅。
ご飯を食べて、お風呂に入って、家のことをする。
そこで、
「よし、今からテキストを開こう」
と思っても、眠い。これは普通です。
特に介護や医療の仕事は、身体的にも精神的にも疲れる日があります。
夜勤や不規則なシフトで働いている方なら、
「毎日21時から1時間勉強する」
といった固定スケジュール自体が難しいこともあるでしょう。
だからこそ、働きながら独学するなら最初から完璧な計画を立てないことも大切です。
「毎日2時間」ではなく、
「今日は30分だけでも問題を解こう」
くらいのほうが続けやすい人もいます。
現場経験があっても最初は問題が解けないことがある
介護福祉士や看護師などとして長く働いていると、
これまでの知識や経験が役立つことはあります。
しかし試験では、介護支援分野をはじめ、
保健医療福祉サービス分野など幅広い知識が問われます。
普段の仕事ではあまり意識していなかった制度や数字などを覚える必要もあります。
一番きついのは数ヶ月間続けること
資格勉強を始めた直後は、やる気があります。
問題は、そのやる気がずっと続くとは限らないことです。
数ヶ月あれば、思ったように進まない日は必ず出てきます。
だから、
1日3時間できるかより、30分でも勉強する日を積み重ねられるか。
もしくは、
ちょっと待ち合わせ時間より早く着いたなど、時間ができたという時に
過去問を一問でも解いてみる、そして、そんな自分を褒めてあげる。
働きながら独学するなら、こちらのほうが重要です。
最初から「勉強できない日もある」と考えて、少し余裕のある計画を立てましょう。
ケアマネの勉強期間はどのくらい必要?
「独学できるのはわかった。でも、いつから始めればいい?」
ここも気になりますよね。
ケアマネ試験に「何時間勉強すれば合格できる」という公式な基準はありません。
ただ、資格講座などでは200時間前後が勉強時間のひとつの目安として紹介されています。
仮に半年間で200時間勉強するとすると、1日平均では約1時間。
とはいえ、仕事がある日に毎日1時間勉強するのは大変ですよね。
働きながらなら、たとえば、
- 仕事の日:30〜45分
- 休日:2〜3時間
というように、休みの日に少し多めに勉強する方法もあります。
これなら週7〜10時間ほどになり、
半年続ければ200時間前後の勉強時間が見えてきます。
- 資格試験の勉強が久しぶり
- 暗記があまり得意ではない
- 夜勤や残業がある
- 家事や育児もある
- 休日をすべて勉強に使いたくない
という方は、3ヶ月で詰め込むよりも
半年程度の余裕を持って始めるほうが現実的です。
早めに始めておくほうが安心です。
半年前から始めるならこんなイメージ
勉強方法に絶対の正解はありませんが、
たとえば試験まで半年あるなら次のように進められます。
📅試験6〜4ヶ月前
テキストを読みながら全体像を理解。
まずは平日は20〜30分でOK。
習慣化させる事ができれば先が見えてきます。
📙試験3〜2ヶ月前
過去問中心に切り替え。
✅試験1ヶ月前
苦手分野だけを重点復習。
新しい教材には手を出さず、間違えた問題を繰り返しましょう。
完璧に毎日できなくても大丈夫です。
残業の日や夜勤明けは休んでも構いません。
「週に5時間くらい勉強できれば順調」くらいの気持ちで続けるほうが、
半年後まで走り切りやすいですよ。
💡ケアマネ試験は過去問を繰り返し解く勉強が重要なので、
平日は一問一答や復習、休日はまとまった過去問演習に時間を使うとメリハリがつきます。
ケアマネを独学で目指しやすい人・通信講座が向いている人
ここまで読むと、
「じゃあ自分は独学でいいのかな?」
と迷う方もいるでしょう。
独学と通信講座は、どちらが正解というものではありません。
自分が試験まで勉強を続けやすい方法を選ぶことが大切です。
独学でも進めやすい人
次のような方なら、まず独学から始めてもいいでしょう。
- 自分で勉強計画を立てられる
- わからないことを自分で調べられる
- 過去に資格試験を独学したことがある
- コツコツ勉強するのが苦にならない
- できるだけ費用を抑えたい
市販教材で勉強を始めてみて、
「これなら自分で続けられそう」
と思えれば、そのまま独学で合格を目指してもいいでしょう。
通信講座を検討してもいい人
反対に、
- 資格試験の勉強が久しぶり
- 何から勉強すればいいかわからない
- 自分でスケジュールを立てるのが苦手
- テキストを読んでいるだけだと頭に入りにくい
- 仕事や家事で勉強できる時間が限られている
- 一度独学で挑戦して続かなかった
という方は、通信講座を使う方法もあります。
通信講座のメリットは、単に「わかりやすく教えてくれる」ことだけではありません。
教材を選ぶ、勉強する順番を考える、試験範囲を整理する。
こうした部分を自分だけで考えなくてもいいことにも価値があります。
働きながら勉強する人にとっては、
お金を払って知識を買うというより、勉強の迷いと時間を減らすという考え方に近いかもしれません。
独学と通信講座は「安さ」だけで決めなくていい
独学の大きなメリットは、やはり費用を抑えられることです。
市販教材だけなら、通信講座より安く始められます。
一方で通信講座には、
- 学習する順番がわかりやすい
- 動画講義を利用できる
- スマホで問題演習ができる
- 質問できる
- 学習スケジュールを管理しやすい
など、講座によってさまざまな特徴があります。
そのため、
「独学は安いから独学」
「通信講座なら受かりそうだから通信講座」
と単純に決める必要はありません。
自分で勉強を続けられるなら独学。
一人だと途中で止まりそうなら通信講座。
仕事をしながらなら、
「どちらなら試験日まで続けられそうか」
で考えてみましょう。
※ケアマネ通信講座を料金やスマホ学習、サポート内容などで比較した記事はこちら
→【ケアマネ通信講座おすすめ3選|働きながら続けやすい講座を比較】
働きながらケアマネを目指すなら「続けられる方法」を選ぼう
ケアマネは、働きながら独学でも合格を目指せます。
だから、
「通信講座を受けないと無理なのかな」
と心配する必要はありません。
ただし、独学で受験できることと、簡単に合格できることは別です。
仕事をしながらなら、
- 早めに勉強を始める
- 毎日完璧にやろうとしない
- テキストだけでなく問題を解く
- 教材を増やしすぎない
- 数ヶ月続けられる計画にする
ことを意識してみましょう。
そして、独学か通信講座か迷ったときに考えたいのは、
「どちらが安いか」だけではありません。
資格を取るために生活を無理に勉強へ合わせるのではなく、
今の生活でも続けられる勉強方法を選ぶ。
働きながらケアマネを目指すなら、それが合格まで続けるための第一歩です。

