介護施設で介護福祉士として働いていた、
もしくは病院で看護師として働いていたけど、
だんだんと夜勤がつらくなってきたし、
休みがシフト制なのもツラくなってきた。
せっかくケアマネの資格をもっているから
ケアマネとして居宅介護支援事業所で働いてみたい。
ケアマネの方が長く働けそう、
でも、ケアマネの仕事は何となく想像はつくけど
未経験だし不安がある。
しょっちゅう電話がかかてくるなんて話も聞くけど
休みが取れるのか、プライベートとの両立ができるか心配。
とくに大型連休も含めて連休や有休がとりやすいのか
転職前に気になるという方は参考にしてみてください。
ケアマネは実際に休みが取れるの?
結論からいうと、ケアマネージャーの場合、
基本土日祝休みや週休2日など、
ほかの介護職よりも安定して休みが
取りやすいことが多いようです。
理由としては、要介護認定の申請など市役所などと関わりも
多い仕事なので、行政の休みに合わせることや
提携している病院や施設が休みが多いことがあげられます。
また、病院や介護施設をいくつも運営しているような大きな
法人であれば、
労働基準法をしっかりと守っていることが多いので
規定の有休などもとりやすいです。
また、厚生労働省の介護支援専門員実態調査結果(単純集計)によれは
介護支援専門員の男女比の割合は、女性が83%、男性が17%と、
女性が多くの割合を占めていて
年齢構成は40代が一番多く約40%を占めているそうです。
もちろん規模や事業内容によって男女の比率などは異なりますが
ケアマネジャーの資格を取っているのが、介護福祉士と看護師の有資格者で
どちらも女性が多いことが理由のひとつです。
そのため、一緒に働く方も育休明けの復帰や子育て世代に理解がある人が多く、
休みをとる際の協力体制も築きやすいです。
ケアマネは休み無さそうというイメージがあるけど?
ケアマネージャーに電話がよく入るイメージがある理由としては
「頼られている」ことがあげられます。
介護を受ける本人や家族からすれば
色んなサービスや施設を紹介して繋いでくれたり、
毎月、状況や体調の確認で会いにきてくれたりする、
通院するときの介護タクシーの手配などもしてくれる
などとなると、どうしても頼りになる人になってきます。
信頼関係があるということは、とても有難いことですが、
ケアマネ自身の休みの日や、連絡に出れないことがあることを
事前にしっかりと伝えておくことは大切です。
また独居で身寄りがない方などで体調不良のときには
24時間対応な往診医や訪問看護のサービスの連絡先を伝えたり、
たとえば「来週の月曜日デイセンターに行けなくなった」など
サービス調整の連絡は日曜じゃなくて月曜の連絡でも間に合うので
大丈夫ですとお伝えしておくと安心です。
事業所によっては、土日は留守番電話になっているとこもあります。
他にも、土曜日は事務員さんが他の介護施設などもあせて
電話の一時受けをしてくれて急ぎでなければメモを残してくれ、
急用であればメールなどで知らせてくれる
といった体制をとっているところもあるので、
面接の際に確認しておくと良いでしょう。
また、土日にケアマネが休みがないイメージとしては、
退院後の担当者会議などご家族にも参加頂きたい時は、
キーパーソンの都合によって土日に開催する場合もあるからです。
こちらも交渉の余地はありますし、最近はコロナの影響もあり
県外のご家族の方ともリモート会議での対応が可能な事業所もあります。
もちろん、土日が出勤になったりした場合は
平日に代休をとることが一般的です。
事業所の取得している加算によっては、
当番制で夜も携帯電話をもっているところもありますが
転職していきなり夜勤を任せられることは、ほとんど無いと
思いますので、研修制度がきっちりとある職場を選びましょう。
また、ケアマネジャーが複数名いる大きな事業所で、
主任ケアマネジャーも多く、研修制度もあるところであれば
安心できるでしょう。
休みがしっかりと取れる事業所をみつける
ケアマネージャーは医療と介護の架け橋であり、
行政や施設、制度などの地域資源を活用し、
介護が必要な本人や家族を助ける非常にやりがいがある仕事です。
また、1人ひとりの利用者さんとじっくり向き合い、
その方の自立や生活のために、サービスをどう組み合わせていくか
介護士や看護師、主治医など他の職種の方とも連携して
介護を実践していくのがケアマネジャーの仕事だと思います。
利用者さんの状態が変わったり、別の支援が必要になったりすれば、
計画を変更して、別の方法でその方を支援できることも、
介護士や看護師として一つの施設で働いていた時には出来ない
ケアマネジャーの仕事の醍醐味です。
そんなケアマネージャー自身が責任感に駆られるあまり、
自分の生活や時間を犠牲にしてしまい
休みもなく身体的・精神的に限界を向かてしまって
業務ができなくなってしまっては、本末転倒です。
また今後、介護の世界でもデジタル化が進み、
書類の作成や提出・保管方法がかわってきます。
わざわざ紙の書類を提出しに行ったり、必ず事業所にもどって
記録をつけないといけないといったことも減ってきます。
そうした時に、ケアマネ向けのタブレットやノートPCなど
新しいツールを前向きに導入してくれる事業所を選ぶことも
事務作業の削減につながるので、結果として残業や休日出勤などを
減らすことに繋がります。
それでも、
「他のケアマネさんは休みをとれていますか」
「年間休日数は求人票のとおり取れていますか」
などと面接の時に直接聞きにくいこともありますよね。
そんな時は、ケアマネさん向けの転職サイトを
活用してみることもおすすめします。
慣れない転職では、給与や休日のことまで聞きにくいもの。
ひとり一人に合った求人を提案しているため、非公開求人も多く
情報収集から始めてみると、スムーズに自分にあった働き方が
見つけやすくなります。
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