「さすがにこの転職回数、多すぎかな」「短い職歴もあるから印象わるいかな」などと、
履歴書を書きながら、そんな不安がよぎったことはありませんか?
看護師という仕事は、職場の環境や人間関係、夜勤の負担、年休の取りやすさなど、
続けてみないとわからないことが多い職種です。
そのため、転職を繰り返すことも決して珍しくありません。

それでも“回数”が重なると、なぜ続かないんですかなど「面接で突っ込まれたらどうしよう」と
不安になるのは当然です。
この記事では、
- なぜ転職歴が“バレる”のか?
- 職歴の“ごまかし”はどこまで許されるのか?
- 採用側が本当に見ているポイントと、誠実な伝え方のコツ
を解説します。
なぜ“バレる”と感じるのか?看護師業界のリアル
人手不足でも“情報網”は意外と狭い
医療業界は意外と狭い世界。同じ地域・法人グループ内では、元同僚や上司に再会することも
あります。
「〇〇病院にいたんですよね?」
と面接官や現場の看護師から聞かれてドキッとした体験談も珍しくありません。
自分が勤めていた病院に今の職場の知り合いがいるなんてことも多々あります。
履歴書や職務経歴書に“空白”があると目立つ
履歴書の期間にブランクや説明のつかない空白があると、採用側は「何か誤魔化している?」と
勘づくことがあります。
特に、年齢と照らし合わせて不自然な点があると、疑問を持たれやすくなります。
また、履歴書に書かなかった職歴でも、雇用保険の加入記録から経歴が判明するケースもあります。
特に、病院側が雇用保険の加入状況を照会する場合や、
入職手続きの際に前職の退職日・保険番号の提出を求められるケースでは、
「あれ?履歴書と時期が合わないな…」と気づかれる可能性も。

転職歴を「隠す」「整える」はアリ?ナシ?
職歴を“まとめる”“調整する”の心理とリスク
転職歴が増えてくると、「ここは書かなくていいかな…」とか
「似たような業務だったし、2つの職場を1つにまとめちゃおうかな」
そんなふうに、“印象を整えたくなる”気持ちは誰にでもあります。
特に、
- 3ヶ月〜半年以内で退職した職場
- パート・非常勤で“お試し勤務”していた場所
こういった経歴は、書くかどうか迷いやすい部分です。
理由としては、“続かない人”と思われたくないとか、
1個ずつ全部の退職理由を面接で聞かれたくないといった事があると思います。
ただ、職歴の長さや在籍期間をごまかすことで、
他のデータ(資格取得日・雇用保険の記録・勤務証明)と矛盾が出ることもあります。
面接先で「うまくまとまってるけど、なんか違和感・・・」
と思われてしまうと、意図がなくても疑われたところから面接がスタートしてしまします。
「隠すことでバレた」場合のデメリット
人間どうしても、ちょっとでも後ろめたさがあると、表に出てしまうものです。
なので、
本人に質問しても答え方があいまいだったり、応募時の印象と面接の内容にズレがあると、
「ちょっと怪しいかも…」という印象を与えてしまいます。
また、採用後からでも不整合が見つかると、
信頼を失ったり、働きづらくなる原因になりかねません。
“正直な伝え方”で印象は変わる
むしろ、ありのままの経歴を正直に伝えた上で、
「その経験をどう活かしたいか」を話せる人のほうが、信頼されます。
たとえば:
「人間関係に悩んだことで、自分がどう働きたいかを見つめ直せました」
「現場とのミスマッチがありましたが、その経験から次は●●を重視しています」
といった具合です。

採用側が気にするのは「回数」より「理由」
「なぜ辞めたのか」が納得できるかどうか
採用側が本当に知りたいのは、「何回辞めたか」よりも、
「そのときに何があって、どう乗り越えようとしたか」。
回数が多くても、ひとつひとつにちゃんと理由があって、それが前向きな判断だったり、
自分なりの成長につながっていれば、採用を見送る理由にはなりません。
「転職を繰り返してる=根性がない」とは限らない
・人間関係が合わなかった
・仕事量に対して待遇が見合わなかった
・夜勤の負担で体を壊した
理由は色々あっても重要なのは、
「それをきっかけに何を学び、次にどう生かしたいか」です。
転職歴=失敗 ではなく、試行錯誤の軌跡です。
また、我慢しつづけて体を壊したりしないように、
自分に正直な人ともいえます。

転職回数が気になるときにできること
履歴書をプロに添削してもらう
履歴書や職務経歴書の書き方・面接での伝え方は、自分ひとりで考えるより、
看護師専門の転職エージェントに相談するほうが客観的なアドバイスがもらえます。
転職歴に理解のある職場を紹介してもらう
ライフスタイルに合わせて柔軟な職場
経歴より「今の人柄や価値観」を重視する職場
そんな場所に出会える可能性があるからこそ、正直に転職歴を
相談できる環境を持つことが大切です。
まとめ:転職歴の“多さ”に振り回されない「伝え方」
たとえ転職回数が多くても、それを責める人もいれば、受け止めてくれる人もいます。
大事なのは、「不安をごまかすこと」ではなく、「自分の歩みをどう言葉にするか」。
もし「バレるかどうか」や「受かるかどうか」ばかりに意識が向くと、
書類づくりも面接も苦しくなります。
大切なのは、“次こそ納得できる職場で気持ちよく働けるかどうか”。
そこにフォーカスすれば、不安な気持ちも自然と整理しやすくなります。

とはいえ、
履歴書には、職歴をごまかさずに正直に書くのが原則ルールです。
特に命に関わる看護の現場では、
小さなインシデントが大きな医療事故につながる可能性もあるからこそ、
“隠さず報告する姿勢”は、伝え方次第でむしろプラスに働くこともあります。
ただ現実として、採用にはコストがかかるため、転職歴が多い人が最初から好印象
というわけでもありません。
だからこそ、「自分がどう変わってきたか」「これからどう働きたいか」を伝えることが大切です。
◎転職歴が気になって一歩が踏み出せないとき、
看護師専門の転職サポートの活用が結局ラクだったりします。
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などの転職サポートでは、あなたの状況を理解し、 失敗しない選び方などを紹介してくれます。
あなたが「話すほどのことじゃない」と思っていた経験でも、
プロの目から見ると立派なアピールポイントになることも。
一人で悩まず、強みを引き出してもらいながら、あなたに合った
働きやすい職場が見つかると良いですね♪