人事経験者が語る|登録前に知りたい転職サイト・エージェントの見極め方

異業種への転職、同業種内での転職。
さらに、転職サイトとの契約や、採用する側の立場も経験してきました。

その中で感じたのは、
転職サイトやエージェントは「使い方を間違えると、むしろ遠回りになる」ということです。

ネットには「登録すれば安心」
「親身にサポートしてくれる」
そんな綺麗な言葉も多いですが、
現実はもう少しシンプルで、少しドライです。

この記事では、転職を急かさない立場から、
私なら使わない転職サイト・エージェントの特徴と、
判断に迷ったときの見極め方をまとめました。

まだ転職すると決めていなくても構いません。
情報収集の段階で知っておくと、
無駄なストレスを減らせるはずです。

私なら、こんな転職サイト・エージェントは使いません

少し前までは、
登録して採用が決まると「お祝い金」が出る時代もあり、
条件の良さだけで選ぶ、という考え方もありました。

ですが、今はその制度はありません。

だからこそ、
どこを使うかより、誰に任せるか
ここを見誤らないことの方が重要です。

まずは、なんといっても、フィーリング(直感)

「この人、なんか嘘っぽいな」
「自信なさそうだな」
「話し方にクセがあって信用しづらいな」

そう感じたら、
担当を変えるか、サービス自体を変えた方がいいです。

逆に、
若くても「一生懸命そうだな」
「ちゃんと話を聞こうとしてくれてるな」

この感覚も、意外と当たります。

日本人は、転職に後ろめたさを感じやすく、
エージェントに対しても遠慮してしまいがちです。

その結果、

  • 担当者を我慢する
  • 紹介された求人を断れない

こういう状況に陥る人も少なくありません。

ただ、転職は1か月で決まる方が少数派です。
3か月かかるのは、普通。

だからこそ、
最初に「自分に合うところ」を探す時間を
ケチらない方がいい。

メルマガが多い=ダメ、ではない

登録後、
メルマガが頻繁に届くようになるケースもあるし、
連絡がくる=転職を急かされそうで嫌という人もいる
かもしれません。

でも、メルマガも参考になる内容があれば読めばいいし、
不要なら解除すればいいだけです。

電話連絡があっても、まだ情報収集段階です
はっきり伝えれば良いです。

中には、

  • 条件に合う求人が出たときだけ
  • お気に入り登録した求人が公開されたときだけ

自動で通知が来る仕組みのところもあります。

「メルマガが嫌だから登録しない」
これは、少しもったいない選択になることもあります。

登録直後に求人を投げてくるところは要注意

登録してすぐ、
住所や簡単な情報だけで求人を紹介してくる。

こういうケースは、
あまり信用しない方がいいです。

転職エージェントの中には
歩合制で動いている担当者もいます。

その場合、
「とにかく転職させる」ことが目的になり、
あなたの状況や性格、希望条件と
合わない求人を出してくる可能性もあります。

紹介された求人が
ハローワークにも載っていないか
一度確認してみるのもおすすめです。

もし載っていたら、そのエージェントは
自社求人をほとんど持っていない
という可能性もあります。

なんだかんだ、大手が強い理由

採用する側の立場で考えると、

「〇〇(転職サイト)なんですが、
求人を出しませんか?」

と営業電話が来たとき、
聞いたことのないサービスだと
正直、取引しづらい。

つまり、
求人数が少ない可能性が高いということです。

反対に、
会社側が求人を出そうとするときは、

「どうせなら、
たくさんの人に見てもらいたい」

そう考えて、
有名なところを選びやすい。

結果として、

  • 求人数が集まりやすい
  • サポート実績が増える
  • 過去事例をもとに話してもらえる

この差が出てきます。

転職サイトのよくある疑問

なぜ無料で使えるの?仕組みは?

転職が決まると採用した企業から転職サイトに
謝礼が支払われるので、転職者には負担がかからないという仕組みです。

もちろん人材紹介会社は労働局に届け出が必要で、
毎年提出する資料もかなり多い。

だからこそ、

  • 長年運営されている
  • 上場企業が運営している

こういった点は、ひとつの安心材料になります。

複数登録してもいい?

登録したからといって、
必ず自分に合う求人があるとは限りません。

担当者との相性もあります。

一方で、

  • 個人情報をあちこちに出したくない
  • 転職活動をゆっくり進めたい
  • 登録が面倒

こういう人は、
1社だけでも問題ありません。

在職中でも使える?バレない?

登録していることが、
今の職場に知られることはありません。

まずは
情報収集から始める人の方が多いです。

非公開求人って何?

よくある説明は
「人気の職場だから公開していない」。

それも一理あります。

ただ実際には、

無料ですべて公開すると、直接応募されたり、
他社に取られる可能性があるというのもあり

「登録してくれた人にだけ詳しく見せる」
という側面もあります。

これは、ハローワークと違い、
民間企業が運営している以上、避けられない仕組み

特別な裏情報というより、
ユーザーを確保するための手法だと
理解しておくとちょうどいいです。

補足

ここまで、
転職サイト・エージェントの見極め方を
職種を問わずお伝えしてきました。

ただ、実際には
職種によって、見るべきポイントは少しずつ違います。

たとえば、
求人の質や数、担当者の知識量は
業界ごとに差が出やすい部分です。

もし、すでに自分の職種が決まっているなら、
次は「職種別の選び方」を見てから判断しても遅くありません。

▶ 看護師の転職サイト・エージェントの選び方はこちら
▶ ケアマネ・介護職向け転職サイトの選び方はこちら

まだ転職するか迷っている段階なら、
この記事を基準に、
「合いそうか・違いそうか」だけ判断できれば十分です。

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