「もう限界…辞めたい」
そう思っていても、いざ退職を切り出すのって本当に勇気がいりますよね。
- 「どう伝えたらいいんだろう…」
- 「本音を言って、揉めたりしないかな」
- 「言ったら引き止められそうで怖い」
- 「どのタイミングで言うのが正解?」
そんな不安や迷いを抱えているあなたへ。
この記事では、歯科衛生士の退職理由の伝え方について、
実際のリアルな声をもとに丁寧にお伝えします。
本音を言う必要はある?先に知っておきたい基本
結論から言うと、退職理由は100%本音である必要はありません。
たとえば、
- 「人間関係がつらい」
- 「院長の方針についていけない」
- 「職場の空気が合わない」
こういった理由が“本音”であっても、正直にそのまま伝えると、
トラブルや気まずさを招くことがあります。
退職の場面で大切なのは、「感情」ではなく「伝え方」。
本音は心の中に持っていて大丈夫。
伝えるときは、「円満に辞めるための理由」に変換して伝えましょう。
退職理由を伝えるときの3つのポイント
感謝を必ず添える
- 「学びの多い環境でした。感謝しています」
- 相手の防御反応を下げ、話を聞いてもらいやすくなる。
否定ではなく“方向性の違い”として語る
- ❌「院長のやり方が合わない」
- ✅「今後は予防歯科を専門的に学びたいと考えまして…」
“個人的事情”を軽く添えると説得力アップ
- 通勤時間・健康面・ライフプランなど。
- 若手でも「長い目で自分の働き方を設計したい」と言えば十分通用する。
次が決まってなくても大丈夫!“キャリア途中下車”という選択
「転職先が決まっていないのに辞めたら甘い?」
そんな不安を解消する、前向きな退職理由の作り方を紹介します。
1. 学び直しをポジティブ理由に
- 「長く衛生士を続けるため、基礎技術を一度学び直したい」
- 「○○(矯正・訪問・予防)の専門スキルを強化したい」
2. 働き方の見直し期間と宣言
- 「若いうちに働き方を広く見ておきたい」
- 留学・長期旅行・短期スクール――“リフレッシュ”も立派な理由。
3. ライフプラン設計中と率直に伝える
- 「結婚や住まいを含め、将来設計を考える時間を取りたい」
- 未定でも“計画を練るための休息”と表現すれば角が立たない。
ポイント
- 具体的な学校名や企業名は不要。「検討中」でOK。
- “辞めたい”ではなく “より長く活躍するための準備” と位置づける。
歯科衛生士が使いやすい退職理由・例文4パターン
もちろん丸暗記するものでもありませんが、年齢や状況などに合わせて、
自分の中で一番言いやすそうかも!
といったものがあれば参考にしてみてください。
シーン | 例文(そのまま使える!) |
---|---|
① 人間関係がつらい | 「家庭と仕事の両立を見直す必要があり、一度働き方を調整したいと考えています。」 |
② 次の職場が決まっている | 「今後は訪問歯科に携わりたいと考え、専門性を高められる医院へ転職する予定です。」 |
③ 次が未定(キャリア途中下車) | 「将来を見据えて基礎力を学び直す期間を設けたいと考え、退職を決意しました。◯月末まで引き継ぎに全力で取り組みます。」 |
④ 穏便に辞めたい | 「家庭の事情で通勤が難しくなり、退職を決めました。急なご相談で申し訳ありませんが、○月末まで働かせていただければと思っています。」 |
「いつ言えばいい?」退職のタイミングと流れ
伝えるタイミングを間違えると、余計に気まずくなってしまうことも。
基本的には…
- ✅ 退職の1〜2ヶ月前には相談する
- ✅ シフトや患者予約の関係があるため、院長や責任者に先に伝える
- ✅ 書面での退職届は、その後のステップでOK
【ポイント】
人手不足の職場では、辞めること自体に罪悪感を抱きがちですが、あなたの人生はあなたのもの。
無理して続けて心や体を壊すより、「辞めたい」と伝えることの方が誠実です。
引き止められたら?“甘い”と言われたときの切り返しトーク
「もう少しだけ続けてくれない?」
「あと○ヶ月だけ…」と言われると、気の弱い人ほど断りづらくなりますよね。
そんなときのポイントは…
断る練習をしておく
→ 頭の中でシミュレーションしておくだけで、心が落ち着きます
あらかじめ“辞意が固い”と伝えておく
→ 「決意したので変わることはありません」と事前に伝える
理由を繰り返さない
→ 迷いがあるように見えると、相手は説得しようとします
言われがちセリフ | ブレない返し方(柔らか+決意) |
---|---|
「経験浅いのに何するの?」 | 「経験が浅いうちに基礎を固めておきたいと感じています。」 |
「次決まってからにしなさい」 | 「準備期間を取りつつ、○月末までは全力で努めます。」 |
「甘いよ」 | 「長く衛生士として働くために、今が見直しのタイミングだと判断しました。」 |
コツ:目的志向+感謝+決意の“三段構え”でブレない態度を示す。
まとめ - 言えない自分でも大丈夫
退職を伝えるのは、何度経験しても緊張します。
とくに気が弱くて空気を読みすぎる人にとって、「辞めたい」と切り出すのは、
とても勇気のいることです。
でも、伝える=わがままではありません。
「これからどう働きたいか」を見つめ直す、前向きな行動です。
あなたの一歩が、これからの働き方を大きく変えます。
迷ったときはこの記事を読み返し、ぜひ 自分が納得できる答え をつかんでくださいね。
- 本音は胸に、口には円満用の理由
- 次が決まっていなくても“キャリア途中下車”は立派な選択
- 引き止められてもブレない決意と言葉を用意しておく
でも、今の職場に悩んでいるけど、どう動けばいいのか分からない…。
そんな方も、情報収集から始めているのは自分に素直になれている証拠◎
歯科衛生士さん向けの面接対策や退職相談まで無料でしてくれる
転職支援サイトの活用もおすすめです。
⇒歯科衛生士の転職は簡単無料登録からはじめよう!