「転職したいけど、給料が下がったら意味ない…」
そう思って、転職に踏み切れない看護師さんはとても多いです。
実際、条件をよく確認せずに職場を変えた結果、「前より手取りが減った…」と後悔する人も。
でも、事前に“給料が下がる理由”と“下げずに済む工夫”を知っておけば、転職で後悔せずにすみます。
今回は、看護師が転職で給料が下がってしまう理由と、あなたにとっての優先順位を明確にするヒントもお伝えします。をわかりやすく解説します！
看護師は転職すると給料が下がるって本当？
「転職後に給料が下がった」ケースは少なくない
看護師の転職では、「給料が下がった」と感じる人も実際に多くいます。
原因としては、以下のようなことが挙げられます。
・夜勤手当がなくなった
・基本給がリセットされた
・病院の給与体系が違う
・残業が減った（良いことでも収入はダウン）
実例：東京都内のケース紹介
たとえば、都内で働く30代の看護師Aさんの例。
転職前：急性期病院（夜勤あり）月給33万円、年収約470万円
転職後：療養型病院（夜勤少なめ）月給29万円、年収約410万円
夜勤の回数が減ったことで、年収は60万円ほど下がる結果に。
※あくまで一例であり、実際の金額は勤務先・地域・経験により異なります。
給料が下がる転職に共通する“落とし穴”
希望条件をきちんと伝えていない
「なるべく給料を維持したい」と思っていても、
それを面接や転職エージェントに伝えていないと、
希望に沿わない条件で転職が進んでしまうことがあります。
「給与以外の条件」に気を取られる
求人を沢山みてるうちに「残業少なめ」「人間関係がよさそう」などに目を奪われ、
当初の給与条件に甘くなってしまう。
優先順位を整理して、給料もちゃんとチェックしましょう
「転職直後だから仕方ない」と思い込んでしまう
「試用期間だから今は安いだけかな…？」と思ってしまいがちですが、
昇給のない職場や、ずっと同じ水準のままという可能性もあります。
これで後悔する人はすごく多いです。
きちんとした病院では、年齢や勤務年数を考慮した給与体系を
とってくれるところもあります。
その一方で、転職者は、短大卒か４年制大卒かの違いだけで
基本給がまた一番下からという法人もあります。
✔ 昇給制度の有無
✔ 定期昇給 or 実力昇給か
✔ ボーナスや手当の条件
を事前に確認しましょう。
条件交渉をしていない・できていない
明確なキャリアアップのためなどの理由でない
転職の場合、特にそうですが、
どうしても転職に後ろめたさが少なからずあるもの。
なので、自分を過小評価してしまったり、
雇ってもらえるだけ有難いとか、
交渉する看護師なんて採用試験に不利になってくると
不安に思って交渉をためらう人も少なくありません。
ただ、人生の転機にもなる転職で交渉は必要です。
もし自分で言いづらい場合は、
看護師専門の転職エージェントに頼るのもおすすめです。
→転職活動を全面サポート！【レバウェル看護】
給料を下げずに転職するためにできること
求人票の「月給」だけで判断しない
基本給・手当・ボーナスの支給条件をしっかりチェック。
「月給30万円」と書いてあっても、手当込みであったり、基本給が極端に低いこともあります。
年収シミュレーションをしてみよう
夜勤手当がいくら？
昇給率は？
手取りで比べたらどう？
などを事前に試算してみると、「意外と変わらない／逆に下がる」ことに気づけることも。
交渉はプロに任せるのも手
自分で条件を確認したり交渉するのが不安な人は、
看護師専門の転職サイトを活用してみましょう。希望を代弁してくれることも。
施設形態や病院規模などにも目を向けてみる
給料は「働く場所」によっても変わります。
大規模病院（夜勤あり）は年収高め
クリニックは日勤のみで給料は抑えめ
介護施設や訪問看護は給与体系に差が大きい
→ 仕事内容や働き方のバランスも含めて検討を！
優先順位の整理の仕方
希望する職場に給料も上がって就職できるのがベストですが、
タイミングなどで、即決したい求人ばかりでないことも。そんな時に、自分の中の
優先順位が分かっていると、転職活動がスムーズになります。
どの気持ちに近いですか？
| 優先タイプ | 状況と考え方 |
|---|---|
| 🟩 ①給料重視タイプ | 「今の給料に不満があるから転職したい。次は絶対に年収UPしたい！」 |
| 🟦 ②環境優先タイプ | 「人間関係や業務がつらい。給料より働きやすさや時間のゆとりを優先したい」 |
| 🟨 ③成長見込みタイプ | 「今は下がっても、数年で取り戻せるならOK。長い目で見て動きたい」 |
| 🟧 ④資格ステップアップタイプ | 「資格支援がある職場でキャリアアップしたい。最終的には給料も上げたい」 |
💡 ワンポイント
つまり、「給料が下がるかもしれない＝転職すべきでない」ではありません。
あなたにとっての“優先事項”を明確にすることが、納得のいく転職につながります。
とはいえ、給料は人生に直結する大事な判断軸。
生活に無理のないラインを事前にイメージしておくことも忘れずに😊
まとめ：納得のいく転職には“整理と準備”がカギ
✅ 給料が下がる転職には原因がある
✅ 事前に確認・比較・交渉すれば防げる
✅ 「自分にとって何が一番大事か」を明確にするのが第一歩！
「何を優先すべきかわからない…」という人は、転職サイトのキャリアアドバイザーに
相談してみるのもおすすめです。
給料・働き方・条件…あなたに合った求人を一緒に整理してくれます。
